不登校の4つの時期

状態が良くなる、良いとは言えないながらも安定している、というような状態の変化は、子どもと接する中で感じられると思いますが、不登校の状態の変化は4つの時期に区切ることができます。心の状態が整えば次の時期に進むことができますが、うまく乗り越えられないと、ひとつの時期が長引いたり、以前の時期へと後退することがあります。

不登校の4つの時期は、いま以上の自分へと成長するための変化の期間です。一気に解決したいという焦りは本人にも親にもあると思いますが、心の成長のためにはどの時期も必要なものです。

いまどの時期にいるか、その時期がどんな意味を持っているかがわかっていれば、早期の解決が望めるかもしれません。また見通しがつくことにより、親にも精神的な余裕が生まれれば、じっくり話を聞いてあげることや、どうすれば良いかを子どもに示してあげることができるかもしれません。

以下に時期ごとの基本的な対応をまとめていますので、ご参考にしていただければ幸いです。

時期に応じたかかわりが必要な理由

不登校が始まってから時間の経過とともに、心身の状態は一定ではなく、必ず変化が起こります。不登校の経験は本人にとっても家族にとっても初めてのことあるが故に、戸惑いや焦り、行き先が見えない不安に襲われることがあります。

親がその不安に支配されて、闇雲に動き回ると、子どもを追い詰めてしまったり、逆に、本当は手助けが必要な時に諦めて子どもの自主的な動きを待ってしまったりと、適切なかかわりができないことがあります。あるいは、子どもが立ち上がろうとしている時に、無理をさせないようにして、本人の意志を挫いてしまうことがあるかもしれません。

励まして行動させた方が良いのか、休ませた方が良いのか、その判断が正しいのか間違いなのかではなく、時期によってその判断は変わってくると言えます。

子どもなにを求めているか、親は何をしてあげれば良いかということを考える時に、不登校の時期について理解しておくことはとても重要になります。

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